新人看護師に精神科は おすすめできる？　新卒、1年目、2年目の就職先を経験者が考える。

新卒、1年目、2年目の新人看護師で「精神科で働きたい」けど「迷っている」という方に、

単科の精神科病院で働いた経験がある筆者が、メリット・デメリットをアドバイスします。

キャリアを考えると不安ですよね？

結論から言うと、新人看護師に精神科はおすすめ！

新人看護師の不安は誤解

新卒～2年目の新人看護師の不安は「成長できないかも」です。

看護師人生の汚点になるのでは？ という、不安や悩み。

経験が少ない新人看護師は、精神科での働き方を「知らない」「誤解している」可能性があります。

この記事が『精神科を目指したい新人看護師』の力になったら、うれしいです。

精神科病院・病棟の特徴

新人、ベテラン問わず精神科看護師の特徴です。

この特徴が、新人看護師に与える影響を深掘りします！

精神科のメリット

精神科看護師の最大のメリットは

『時間にゆとりがある』です！

精神科の働き方を取材しました。

イメージしにくい方は、こちらを読んでください。

≫【爆笑】精神科病院 看護師の体験談。

時間に余裕がある

単科の精神科病院は、慢性期の患者が多い傾向。

長期入院が多いと、仕事や時間にゆとりが生まれます。

新人看護師は忙しい！

たくさんの「覚える」「慣れる」が必要です。

新人時代は忙しい。

時間の余裕がたくさんほしいです。

予習、復習が後回しでは、チャンスを活かせません。

転職は人生の分岐点。

良い職場に出会える確率を上げましょう！

≫看護師の転職の流れと転職サイトを活用する時に大切な情報収集のポイント

定時に帰りやすい

精神科は時間にゆとりを持ち、定時に帰りやすい。

残業が少ないことは、新人看護師に大きなメリットです。

絶対に避けるべきは、

新人看護師は慣れない事ばかりで、疲れやすい。

看護師を続ける上で、ストレスや疲労は大問題です。

ちなみに、看護師の離職率は11.5％、新人看護師の8.2％は離職します。（看護業界全体）

参考：「日本看護協会　2021年 病院看護・外来看護実態調査」

先輩がやさしい

私が急性期で働いていた時、こんな先輩がいた（かもしれない）

精神科の先輩看護師は優しい人が多い。

精神科の患者と関り、コミュニケーション能力が鍛えられています。

時間に余裕があるため、「せかせか」も「ギスギス」もしにくい。

新人看護師は質問するタイミングを見つけやすい！

コミュニケーションが身につく

精神科で働くと、会話の引き出しが増えます。

イラストのような人が、日常や患者さんに いたら困ってしまいますが、

精神科で働くと、対応できるはず！

精神科ではレクリエーションの企画があり、多くの方と交流が深まります。

新人看護師ならではの、フレッシュなアイディアは喜ばれるでしょう！

精神科のデメリット

1年目や2年目の新人看護師が気になる、精神科のデメリットです。

大切なのは、どう向き合うかです。

入院の件数が少ない

他科・他院で通用しなくなることが、心配な看護師へ。

新人の時に精神科で働いても、入院を取るのが下手にはならない。

転職や病棟移動では、どこに行っても覚え直しです。

精神科へ行かない理由には、ならないので安心してください。

検査や手術が少ない

入院対応が職場や医師によって変わるのと同じです。

他科でも経験できない、検査や手術があります。

どの職場の看護師も、必要に応じて学習したり、復習します。

新人の時に全てを経験しなくても大丈夫！

どこにいても、基礎的な検査は経験します。

学べる疾患が少ない

患者の高齢化で、既往歴を持った方が入院します。

精神疾患、認知症対応が多いですが、慢性疾患や後遺症、治療薬の勉強はできます。

肩身が狭い

まれに急性期がえらい。精神科や施設などの慢性期はレベルが低い、と考えている人がいます。

看護師の職場に格差はありますか？

精神科看護師の成長ポイント

看護師にとって大切な成長ができます。

点滴が経験できない

精神科でも、点滴の機会は多くあります。

精神科にも経験を積んだベテラン看護師が、きっといます。

ベテラン看護師の神業をじっくり見る機会を作れる。

自分のレベルを上げやすい環境です。

新人に精神科をオススメする理由

新人看護師に精神科を全力推奨する筆者の紹介です。

≫プロフィール

怒られ過ぎると成長できない

新卒から6年間、総合病院で看護師をしていましたが、毎日怒られてばかり

ミスを指摘されない日は、ありませんでした。

怒られ続けると、人はアホになります。

精神科で働た経験で、成長できた

身心がボロボロで、精神科に転職しました。

職場の日常会話で涙が出るくらい、ボロボロです。

精神科でメンタルを回復させながら働いて、看護師の仕事のコツを身につけました。

現在は転職しましたが、精神科での経験が今でも役立っています。

新人看護師はやることが多い

新人看護師は学ぶ事が、たくさんあります。

メンタルが安定していたら、時間をかけて学べます。

精神科で働きたいと思っているなら、迷うことはありません。

もしも今の看護学校や職場に「新人から精神科なんて」と言う人がいるなら、

無視です！

活動の拠点にしているTwitterで、「新人から精神科って、どう思う？」とたくさんの看護師に聞いて回りました。

否定的な意見はありませんでした。

≫筆者（ナースマン）のTwitter

（言い出せなかった可能性はありますが、）たくさんの職場を経験している看護師は、どの職場も頑張っていると思っている。

やりたいことをやる！

人間としても、看護師としても成長できます！

『精神科を目指したい新人看護師』の応援ができたら、うれしいです。

精神科での働き方を知りたい方は、下の記事を読んで下さい。

≫【爆笑】精神科病院 看護師の体験談。

他にもたくさんの看護師の職場を取材中！

興味がある方は、読んでみてください。

≫看護師の職場取材まとめ

新しい職場を探すときに、活用したい3社を紹介して、終わります。